TOKYO M.A.P.S 2010

実家に帰省中。
といっても、家から2時間弱の都内ですが。


昨日はお昼過ぎから六本木ヒルズで催されているTOKYO M.A.P.Sというフリーライブを見てきた。
これは、J-waveが主催で3年目を迎えるイベントなのだそうだが、
今年はオーガナイザーが注目の鬼才・菊地氏ということなので(というか、彼のブログで存在を知った)足を運んだ、というわけ。


実は2日間の開催で、本日4日も12時くらいから□□□がライブをするのだが、
今日は予定もあるし、くつろぎたいので3日の後半だけに絞った。


ちなみにラジオでもその模様を聞けるそうなので、気になる方はJ-waveへ。
今日は山下洋輔氏やカヒミ・カリィが登場です。


さて、その昨日3日には矢野沙織さんなんかも出ていたのだが、自分はちょっと午前中にやりたいことがあったので、14時のquosimodeから。
このバンドは、クラブジャズというダンサブルな音楽を得意とし、パーカッションがすごく活躍するとても熱い演奏が特徴。
mode of blueをちょっと聴いたことあるだけなのだが、今度ビルボード土岐麻子さんをフィーチャーしたライブを見に行く予定なので、その予習も兼ねての参戦。


到着したときには既に演奏が始まっていて、連休の中日だというのに満席で、自分は後ろの方で立ち見、徐々に間を割って近づいていく感じだった。
文句なしにノリノリで、自分はクラブってところに行ったことがないのでどんなものかよくわからんのだが、
確かに踊る場所で鳴っている音楽なんだな、というのがよくわかる、ビート感の強い楽曲、演奏。
ピアノやドラムスとバトルするパーカッションのソロが圧巻。


続きまして、登場したのは、オーガナイザーでもある菊地氏のバンド、菊地成孔クインテッド・ライブ・ダブ。
コンセプトは今の(といっても近々活動を休止するらしい)ダブ・セクステットの前身にあたるもので、
ジャズ回帰時のメンバーによるものということらしいが、こちらは相変わらず踊れないw


ただ、菊地氏の音楽には変わりないのだが、個人的にはやっぱりダブ・セクステット(のワンマン)に比べるとパワー・ダウンは否めないかな。
何といっても、後ろに木村さんがいるのがすごく威圧感があるというか、迫力があるw


最後はドラム・ソロ(ダブ)で、他のメンバーは先に下がってしまうのとか、昔から変わらぬ手法なんだなぁ。



と、ここまでは座席の後ろで立って見ていたのだが、この後のトリになったところで(おそらく)菊地フリークの人が少し帰ったため、
ちょうど特等席が空いたので、最後のnaomi & goroは真正面の5列目くらいで見ることができた。


naomi & goroは、commmons感謝祭のときに初めて聴いてから、注目しているボサノヴァ・デュオ。
日も暮れて(風もあり、やや肌寒かったが)いい雰囲気にもなり、ヒルズアリーナに響き渡るギター、声がなんともいえない。
(書いてなかったけど、会場はヒルズアリーナという屋外のステージ)
commmonsのときの教室とはまた違った味わいではあるけど、ほんと沁みいるような素敵なサウンドです。


曲も、commmonsのときにやった曲もやらなかった曲もあるけど、その時には聴かれなかったような曲調のものがあり、
改めてもっとちゃんと聴いてみたくなった。9月にワンマンがあるらしいので、要注目やな。


後半ではオーガナイザー特権で菊地さんがサックス(と若干のボーカル)でジョイン。
クインテットとはまた違う、ボサノバにマッチする柔らかいプレイに、この人の別の実力も感じられてよかった。



そんなわけで、後半からの参戦だったけど、どれも色の違うライブを3つ、しかもフリーで見れて、満足して帰省したのでした。
ガッツリしたフェスにはあんまり足が向かないのだけど、こういう小さいやつは結構好きかも。気軽さが。



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