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卒業と、それまでのうとうと(2)

現場に足を運ぶようになったのは、2016年に入ってからだ。年末にはタルトタタンのみかゆりちゃん生誕に行っているが、やはりアイドルという認識ではない。

2016年1月17日(日) ミスiDフェス2016@日本橋公会堂
確か直前になってチケットを取った。たまに無意味に行動力あるときがある。どうして行こうと思ったのかは思い出せないが、「ただのアイドルイベントではなく、いろんなキャラクターの子が集まっている」「そもそもネタになりそう」というのはあったかもしれない。
2階席の後ろの方から傍観という感じだし、特殊なイベントではあったが、ある意味で初現場としてはこのくらいが感じをつかめてよかったかもしれない。物販にはいかなかったけど、全員握手会には参加した。正直、ファイナリスト多すぎて覚えきれなかった(笑)
イベントでは、このとき司会だった寺嶋由芙、ジュネス☆プリンセス、放課後プリンセス、LADY BABY、プティパなどのライブがあった。この日も最後は審査員の大森靖子が最後にライブして、さすが審査員という個性を見せつけたのは言うまでもない。

1月23日(土) 酒 桂田3周年感謝祭!@下北沢シェルター
ジュネプリ、プティパにタルトタタン、あとタワレコが推してたHauptharmonieという、前週のミスiDフェスとタルトタタンがつながったイベント。ライブハウスではあったけど、nerveですら後ろから見てるだけだったなぁ。今だったらほぼ確実に一緒にエビぞりしてると思う(笑)
ここでもコミュ障発動して、物販はちょっとだけ遠くから眺めつつ、スルーして帰ってしまった。

1月31日(日)ジュネス☆プリンセスワンマン~姫川風子生誕祭@原宿アストロホール
ここまで、完全にノリで行ってる感じはなくもないけど、ミスiD2016に出てた姫川風子と、CHEERZで目を引いた中嶋春陽が同じグループっていうことで興味持って、上2つのイベント見て、もうちょっと掘ってみようと思ったんだろう。
まだMIXが何言ってるのか全く知らないこともあり、やっぱりちょっと後ろの方から見てた。この頃はまだ「なんでステージ見ないでなんか叫んでるんだろう?」っていう気持ちでいっぱいだったね。「見てないやん!」って感じで。

youtu.be

ただ、この日は姫にゃん生誕ということでソロ(ピンクのサイリウムで埋まる)からのコメント(うろ覚え)、
「辛いこともたくさんあったけど、ここまで支えてきたくれたのは(涙ぐむ)、、、、ヲタク!」
というのを見たときに、「あぁ、ヲタクって楽しそうだなぁ」と、かなり心が動いた気がしている。
この日はチェキは撮らなかったけど、物販では(いつものJ-POPのライブみたいに)タオルを買い、また入場特典でツーショット写メがあったので、これは撮ってもらうことにした。お相手は、緑でメガネの杉本優羽ちゃん。声と笑顔がかわいくて、ちょっとだけムチムチしてる感じの娘。
ここで、姫・春とそれ以外の3人に明らかな人気の差があるのを目の当たりにし、アイドルというものの残酷さも垣間見ずにはいられなかった。

この1月ジュネプリ3部作(大げさ)で、「こんなもんか」って思ってたら、それで終わっていたかもしれない。
なんか十分に楽しめてない気がしたのだ。もっと楽しめるのではないかと、ちょっとまだわからないなと。

ここまで来ると、いろんなアイドルの現場を猛烈に見たくなってきた。でも、地下アイドルは実際どこで活動しているのか、実のところ全然わからないし、そもそもどんなアイドルがいるのかもよくわからないので、検索ワードも思いつかない。という状況で出てくるのが、CHEERZである。
ミスiDのCHEERZ審査が終わっても、なんとなくチアチアし続けていた中から、印象に残っている娘のいるグループ(既にジュネプリだってその一つなわけだが)をざっと洗い出して、ググったりTwitterをフォローしたりしてライブ情報を収集してみた。

地下アイドルの対バンライブは、1グループ10分〜20分くらい、バンドじゃないので入れ替えや音響チェックがないため、回転が早い。午後の数時間のライブで10〜20グループ近く出ていてチケット代が2,000〜3,000円だったりするので、これまで行ってきたようなライブに比べるとものすごくコスパがいいように思える。ということもあり、上で洗い出したグループがなるべく多く出ているイベントを適当に探して行ってみた。記録と記憶の範囲では、いよいよ現場行こうという気持ちで行った初めての現場は、2016年2月14日、渋谷club asiaのイベント。当時のTTがたまたま残っていたので振り返ってみると、渋谷DOMINIONやMaison book girlなんかが出ていて、個人的には結構いい並びだ。当時は何も知らずに見ていたことを思うともったいない気がしなくもない。ちなみに、このあとの話には関係ないが、この日、以前から地下アイドルヲタをしていると言っていた高校時代の同級生とバッタリ遭遇している。ただ、この日あったきりでそれ以来会ってはいないが。

事前に何かを勉強したりとかしたわけではないため、結局後方から(ちょっと乗りながら)見ている、という感じで多分初めから終わりまで4時間くらいいたと思う。相変わらずみんな何か叫んでいるなーっていうのと、目当てのグループが終わるとオーディエンスも入れ替わっていくので、「それしか見ないの?」という気持ちもあった。あと、とにかく音がデカい。生音は声だけ(声すら生ではないことも?)だし、ローとハイが強めのトラックなので、長時間いたらかなり耳がやられた。

すぐにわかることだが、それが地下アイドル現場(特に対バン)のマナーなのだ。つまり、長時間居座るものではなく、自分の目当てのグループで沸くだけ沸く。次のグループにはそのグループのヲタクがいるから、終わったら周りにお礼を言って速やかに場所を譲る。短時間であれば音量が大きくても耳へのダメージはそんなにないし、加えて、かなりデカい声でMIXやらコールやら叫んでいるので、多少は伴奏の音もデカいくらいがちょうどいいのかもしれない。

そしてもう一つ。アイドルのライブはパフォーマンスと同じくらい、特典会(物販)の重要度が高いということを体感した。まだコレといって目当ての娘がいない自分にとっては、チェキを撮ってちょっとだけおしゃべりするためにお金を払うことに抵抗があったが、そこに境界線があるんだろうというのも感じていた。そんなモヤモヤした気持ちの中、対バンをいくつか回って現場の様子を見つつ、一歩踏み出すタイミングを探っていた。

と同時に、アイドルのツイッターでちょくちょく目にする“showroom”という単語が気になっていた。どうやら何か配信しているらしい。調べてみたら、showroomというアプリがあって、PCならブラウザでも見られるけど、アイドルや歌手、芸人なんかがトークとかカラオケとかを配信するもののよう。こちらもCHEERZに似て、視聴しながらギフトというアイテムを投げると、配信者のポイントとなり、イベントに参加していればその数の大きさを競い合ったりすることになる。こちらもある程度は無料で楽しめるが、一線を越えると課金争いになってくる。最初は使い方もよくわからなかったが、例のCHEERZで気になっていた娘がshowroomもやってるかなーと探したり、そのとき配信している人をぶらぶら見たりして徐々に使い方を覚えていき、課金はしないもののかなりハマり込んでしまっていた。(まあ、ぶっちゃけると、showroomを見るようになってからAVあんまり見なくなったよね。)CHEERZからの流れでshowroomを見るようになったのが、choco'to カカオ%の各メンバーであり、ぶらぶらしながら見つけてその後現場へ行くようになったのが、PLCのもりしょうこである。そして、このshowroomのアカウントに何気なく登録した名前が、その後、自分のアイドル現場でのIDとなってしまうのである。

話を現場に戻して、初めて物販の一線を越えたときの話。

2016年3月20日(日)@高円寺High。この日は神田でのジャズのライブから回してきて(ちなみにその後タワレコ新宿のPOPインストアも回した)、前述のジュネプリの姫・春じゃない方の3人組ユニットJYA☆のライブ。確か一人休みだった気がしなくもない。セトリとかはもはや覚えていないけど、事務所に推されたいとかやってたかな?で、ライブ後にかなり緊張しながら物販の方へと向かった。

もうオーダーしてお金渡すときとか、手が震えてた確か。それを隠すのに必死だった気がする。自分の初チェキは、ワンマンのときに写メ撮った優羽ちゃんとあーみんとのスリーショット。もう最初からDD(推しが定まらない人)気質だね、こうして振り返ると。ついに“チェキ撮ってお話”という、アイドル文化に足を踏み入れてしまって、「もう後には引けない」ってちょっと思った節はあったかもしれない(全然そんなことはないんだけど)。

はて、「showroomから現場へ」の方の話(こちらが本現場となっていくのだが)は、また日を改めて。

y-intercept