卒業と、それまでのうとうと(3)

その日はタルトタタンのワンマンライブの予定だった。バンド編成ということもあり、チケットを取っていたから、別の誘い(結婚式の二次会レベルのイベントだったと思う)を断って行こうとしていた。基本的に先約を優先する主義だ。それが、一週間を切ったところでメンバーの(2人中)2人が卒業、ワンマンライブが中止となってしまったのである(あとから知ったが、タルトタタンの事務所(?)はなかなかブラックだそうで、詳細には触れないがワンマン中止も会場のキャンセル料が発生するギリギリでなかなか怪しいニオイがゴホゴホ)。卒業とはこんなものなのか、せめてワンマンまで続かなかったのか。あまりにも急で理不尽な終わり方ではないかと、憤りの混ざったショックが確かにあった。中止が分かった段階で断っていたお誘いの方に軌道修正することもできたが、半分あきらめの悪さもあったと思う。なぜかそうしなかった、ターニングポイントのひとつといってもいい日が、4月9日であった。

その日は南波志帆の新譜のリリイベ@タワレコ渋谷から、「Cheer Girls -For You-」というコンピレーションアルバムのリリイベ@タワレコミニ汐留へと回した。

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後者の現場で目的としていたのが、showroomを徘徊していて見つけ、何度か配信で絡んだ末に実際に会ってみたくなった、PLCのもりしょうこである。(PLCはコンピでクレイジーケンバンドエレカシをカバーしている。なんという選曲のセンス!)
初めて見た配信では生誕祭のことを語っていたからたぶん3月上旬から半ば、そこから1か月くらいちょくちょく配信を見てからの(もりしょうこはその頃から今日まで毎日配信している)初現場である。
その頃はまだ特典会というものに慣れずにいた。向こうはこっちの顔を知らない。いつもshowroomでは結構喋っているのに、いざ近くまで来るとなかなか躊躇いが抜けなかった。
が、ついぞ例のコンピを買ってその特典でチェキを撮りにいってしまった。
配信で見る時よりやや小柄に感じたもりしょうこ(しょうぴー)は、サインもシンプルながら独特で、でも配信と同じような和む話し方で接してくれた。
「showroom、ときどき見てます、○○っていう名前で。」と伝えたときに、すごく喜んでくれたような気がする。「showroomを見た人がライブに来る」というのがひとつの夢だったのだそうだ。それが毎日配信を続けるモチベーションのひとつになっていると。それを初めて実現したのが自分だということに、なんだかこちらもうれしくなった。毎日配信は昼間とか時間帯もいろいろなのでいつも見られるわけじゃないけど、企画を考えたりいろいろ工夫しながらやっているので、ときどき見に行ってお星さま投げていこうな。
しょうぴーはときどきソロでもイベント出てたりして(なんとクリスマスソングのコンピにも!)、正直歌がすごく上手いとは言えないし、ダンスはキレはあってもすぐバテちゃうんだけど、とても楽しい雰囲気を創り出している。まだちょっと面白い感じにも見えるけどね。PLCだけじゃなく(ほかのメンバーとはあんまりしゃべったことないけど)、ソロのしょうぴーも推していこうと思っている。

さて、あの日のできごとの話はまだ続いているわけで、汐留のイベントは昼間だったので、中止になったワンマンの分の時間を使うともうひとつ現場を回せた。向かった先は渋谷Glad。お目当ては、早稲田大学発の女子大生アイドルグループ、choco'to カカオ%(ちょこカカ)。こちらはCHEERZで気になったのちにshowroomで探してちょくちょく配信を見ていたグループで、しかもこの日までにメンバー4人それぞれの配信でそれなりに絡んでいた(あの頃はみんな比較的頻繁に配信していたのだ)。
とはいえ、ライブは見たものの、やはり物販となるとどうも慣れなくて躊躇してしまい、ちょっと離れたところから様子をただ眺めていた。どうしようかとタイミングを探っていたところ、ちょこっと目が合ってしまい、向こうから声をかけてきたのである。「こっちおいでよー!」釣られたと言っていいかもしれない。ここぞとばかり食いついて物販エリアへ。そして、実は来る前から決めていたのだが、ちょこカカの中でも最初に気になった子、そしてしょうぴーと並んで今でも応援している、鹿嶋友理奈とチェキを撮るのである。そのあと物販が終わる前にメンバーの一人にshowroomを見ていることを伝えHNをいうと「え、あの?!」と驚いたあとに、他のメンバーに「ねぇ、この人が○○さんだって!」と伝えてくれ、かくしてメンバー全員に知られることとなったのである。ちなみに、本人はもう忘れていると思うが、かしゆりにはそれを話す前にサインしてもらっており、そのときに自分の本名(下の名前だけ)を言ってしまっている。
そして、その時はちょっと悪いことしたなと思い、今ではすごく感謝しているのが、このとき僕を物販に呼び寄せてくれた中国娘のカンバイ、通称バイちゃんである。このときバイちゃんが呼び寄せてくれなかったら、躊躇したまま物販に行かなかった可能性もなくはなく、ちょこカカ現場にここまで深入りもしなかったかもしれないのだ(敢えて言うことでもないが、せっかく呼んでくれたのに別の娘とチェキ撮ったことにちょっと悪いことしたなって思ったということ。当時はループしないどころか、ライブごとに記念で1枚チェキを撮ればお腹いっぱいだった)。
ちょこカカのヲタク(通称カカオット)と絡むのはもう少し先になるが、新参者でコミュ障の自分を暖かく迎え入れてライブで盛り上がったり飲みに行ったりしてくれて、他の現場のことは知らないが、この現場に巡り合えて良かったなって思う(ハマってしまったという点で、ある意味不幸せと言えなくもないがw)。

タルトタタンの突然の卒業、それによって現場へ足を踏み入れることになったアイドルたち。
いろんなグループを回っていた僕の現場は、相変わらず周囲にはみ出しつつも徐々に特定のグループ、特定の娘を核としたものになっていく。

 

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