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大切なものを犠牲にしてもやめられない、依存するということ

いわゆるカジノ法案の議論の中で特に課題として注目されているギャンブル依存症をラジオで特集していて、ギャンブル依存症チェック項目(9項目の簡易なもの)を紹介していたが、その後にパーソナリティの人が「ギャンブルを他のもの、例えばスマホとかに置き換えても依存状態かどうかの目安になりそう」的な発言をしていた。実は自分も似たようなことを考えていて、自分の場合は“スマホ”というか、もっと限定的に“SNS”、そして“アイドル”って置き換えたらどうだろう、とね。自分の場合、SNS依存とアイドル依存はかなり大きな部分で重なっているのが現状ではある。

DSM-5(4つ以上当てはまったら依存症)

  1. 興奮を得たいがために、掛け金の額を増やしギャンブルをした事がある。
  2. ギャンブルをするのを中断したり、または中止したりすると落ち着かなくなる。
  3. ギャンブルをするのを制限する、減らす、中止したりするなどの努力しても何度も失敗している。
  4. 気がつくとギャンブルの事を考えている(例:過去のギャンブル体験を再体験すること、ハンディをつけること、または次の賭けの計画を立てること、ギャンブルをするための金銭を得る方法を考えること、を絶えず考えている)
  5. 苦痛の気分(例:無気力、罪悪感、不安、抑うつ)のときに、ギャンブルをすることが多い。
  6. ギャンブルで金をすった後、別の日にそれを取り戻しに帰ってくることが多い(パチンコで負けた翌日にパチンコ屋へ行く)
  7. ギャンブルへののめり込みを隠すために、嘘をついた事がある
  8. ギャンブルのために、重要な人間関係、仕事、教育、または職業上の機会を危険にさらし、または失ったことがある
  9. ギャンブルによって引き起こされた絶望的な経済状態を免れるために、他人に金を出してくれるよう頼んだ事がある

中にはそのまま置き換えても意味をなさない項目もあり(6番なんかはギャンブル特有かしら)、そう単純ではないが、現代的な物事などをいろいろ当てはめてみても面白いかもしれない。
内容に特に違和感はなく、まあそうだよな、というものなのだが、聞いていてハッとしてしまったのが、7番。

「○○のために、重要な人間関係、仕事、教育、または職業上の機会を危険にさらし、または失ったことがある」

○○=“アイドル”?
そうだね、ちょっと些細なことかもしれないけど、ツイッターでアカウントを分けずにアイドルにクソリプ入れまくってたら、付き合いの長い知人からいつの間にかフォロー外されてた。というのもある。
そして、まあ、あんまり細かく書く気はないけど、この夏遊び過ぎたり、挙句、ここに来て勉強の合間とは言えない労力を割いて気持ちを整理するためのブログを書いたりしていた結果は、散々な感じ。ある意味で職業上の機会を失うだろうとわかりつつ、「卒業を見届けないわけにはいかない」と諦められないあたり、依存しているといってほぼ間違いないだろう。(発表はまだ先だけど、手応えからだいたい予想はついてるし、そう思っておかないと、というか思っていても、実際の結果を知るとかなりショックはデカい。)
来年もまた頑張ります…。

とはいえ、とりあえず終わるものは終わったので、楽しい現場探そ。

y-intercept

卒業と、それまでのうとうと(6)

ここまでを振り返っても、今年は年初から「地下アイドル」「ヲタク」というものを中心に据えた生活をしてきたと改めて思うが、特に夏はそのピークを迎えていた。

8月から9月の半ばにかけて、アイドルにつきものの「卒業」というものが自分の行く現場ではほとんどなく、週末に限らず平日の夜まで(結局TIFには行かなかったものの)地下アイドルのライブに足を運んでいたし、テレビがないからリオ・オリンピックはほとんど見ていなかったが、相変わらずSR(とか、キャスとかその他配信)はよく見ていた(というか、ぶらぶらイイ娘を探したりはしていなかったが、みんなよく配信していた)。もうプライベートな時間は、ポケモンGOしてるかヲタクしてるかというくらい、(体調は夏風邪をこじらせて喉・鼻の状態が悪かったし、別にやるべきことがある点で心の片隅に焦りは抱えていたが)幸福感と癒しに満ちており、おそらく今後この時期を振り返っても、まさにSummer of Loveというに相応しい季節だったように思う(個人的な観点ではあるが)。

ちょこカカはほぼ箱推し状態で、本推しが休みでも現場に行ってたし(いないからこそ、他のメンとも気兼ねなくチェキ撮れる(笑))、いつものヲタクもいなければ隠れて沸いてくれる運営さんもおらず、自分が最前で他のグループのヲタさん達を先導する(ホントそういうの苦手なんだけど)、なんてこともあった(8月20日@アキチカ)。アレは正直しんどかったよ、周りのみんながイイ人で一緒に沸いてくれたから助かったものの(笑)。台風で会社から早帰りを推奨されたのをイイことに、浴衣ライブ(神イベ)に行ったこともあった。

KissBee的には、正規ももちろん好きなんだけど、実際モチベは愛梨・ゆりりだから、ZEROかBeeGirlsの出てるイベントを軸に回っていた。BeeGirlsのお披露目は確かKissBeeZEROの定期公演(8月14日@ココナッツステージ)だったと思うけど、Zeppワンマンを除けばステージに立つかしゆりを見るのはちょこカカ卒イベぶりで、「ホントに戻ってきたんだな」って、胸にくるものがあったよね。
ZEROの定期といえば、9月のZERO定期にはちょこカカが対バンで出ていて、僕の記憶ではちょこカカで初めてリフトがなされたライブだと思う(あんな狭い会場で(笑))

PLCは、実はしょうぴー以外ほとんど絡んだことがなくて、あとはたまに小西(りかっち)とたまに絡むくらい(他のメンバーが気に入らないということでは決してなく、タイミングが合えば他の娘とも話したい)というのもあり、都合上行けるライブの関係からも、もりソロが多くなってしまいがちだったが(PLCのヲタさんとも少し話をするようになって、半ば冗談で「もりソロしか来ないのかと思った」と言われたことも)、PLCのライブも仕事が終われば結構見に行っていた。ワンマンとか、結構ポイントになるイベントは都合つかなくて飛ばしがちだったけどね。
それから、CDの特典(とりあえずファンミ)のために同じCDを複数枚(今回は10枚)買う、というのも初めてやったなー。ファンミ当日にやや鬱状態に入ったりなどして結局行かなかったんだけど。つまりただ同じCDを10枚買っただけになってしまったので(“初回盤と通常盤”とか“リマスター”というのでなくこれをするのは慣れてなくて、ちょっとドキドキしたよ)、次はちゃんと特典を享受できるようにと、またやるかもしれない(10年以上前に菊地成孔が「CDは株券ではない」の中で(図らずも)予言してしまった“CDの株券化”を(ムダに)体験しておきたい、というのもある)。
PLCの定期公演には後にKissBeeZEROも出ているし、自分がサマロケ(あとで出てくる)のライブを初めて見たのもまたPLCの定期公演だったりする。ちなみに、渋谷DESEO(またはDESEO mini)の定期公演は基本的にハート×ストリングスとの合同定期公演。

ある日(8月23日だが)のPLC定期公演@DESEOで、合間にツイッターを見たら、とある知り合いのヲタクさん(先輩)が「今日はDESEO回せないな」と呟いている。あれ、自分、今DESEOにいるじゃん。というのがキッカケで印象に残ったのが、Summer Rocket。当時で結成から2か月くらい、ライブは曲の間奏に寸劇みたいなのが入ってたり、最後に風船膨らませて飛ばしたり飛ばせなかったり、持ち曲が2曲しかないので同じ曲を2回やったりと、なかなかgdgdな(楽しい)グループが対バンで出ていた。その日は目当てがPLCだったこともあって、ちょっと離れて見ていたし物販にも行かなかったけど、「はんなり高気圧ガール」のキャッチフレーズ(使わなくなったっぽい)の娘の屈託のない笑顔にどこか癒されていた。
ただ、もしその日、そのヲタさんのツイートを見なかったら、そのあとサマロケの現場に行ったりしたかはわからない。「今日サマロケ見てましたよ」とリプを入れたところから、そのヲタさんがサマロケ現場に誘ってくれるようになったので、都合が合えば出向くようになったのだった。
初めてライブを見てから次に現場に行ったのは、だいぶ間が開いて9月15日の新宿Motion。平日だったが出番が遅かったので間に合うとみて会場へ向かった。前回はぼーっと見てたライブも今回はちゃんと前に行って見てたし、物販にも行った。終演後でいろんなグループが物販をしており、ヲタクがごった返している活気にも影響され、囲みチェキ、ツーチェキと、Rocket(雑誌)、CD-Rまで買うという散財ぶり(いや、それほどでもないか)。そしてこの日ツーチェキを撮ったのが、まさに初めてライブを見たときに癒しをもらった、はんなり高気圧ガール(当時)こと、愛わなび、である。ただ、もしこれが結構出来上がったグループなら、会話も時間をキッチリ区切られただろう。できたばかりのグループで、比較的自由に会話できたことから、プロフィールの書いたビラを見ながら「もうすぐ誕生日なんですよ」という話題になった。10月9日。お、ジョン・レノンと同じか。と内心思っていたら「ジョン・レノンと同じなんです」と続けるではないか!「それ、今まさに自分も思ったところ!」釣り上げられた瞬間である。
サマロケは、わなびに限らずみんなアイドル以外のロックとかも好きらしく(脱線するが、ちょこカカのまゆもそうだな)、というか、あとで知るのだが、グループの出自からして元SEBASTIAN Xのメンバーが関与しているわけで、当然といえば当然。楽曲も、音源化された2曲に限っても良曲で、聴けば聴くほどヘビロテ状態(音源化していない、まだライブでしか聴けない曲もイイ。とか言ってるそばからライブ映像が公開された)。

youtu.be

現場に行った回数はまだまだ少ないが、自分の復帰後(ホントは2か月近くあったのだが、こんなの書いてたら想定以上に長くなってしまい、あと半月ほどになってしまった(笑えない))の主な現場となるのは必至である。

夏の終わりはまたしても突然に、そして界隈にとっては衝撃的に訪れた。
オーディションの最終結果から3か月、ある意味で新グループの立ち上げであるBeeGirlsを引っ張ってきたことなどの成果が認められ、鹿嶋友理奈は選抜投票の当日に声の調子が絶不調であったにもかかわらず、KissBeeZEROへの昇格を果たす。浅野愛梨も残留を決め、その日は祝福のとてもいい気分に浸っていた。そんな夜の、ツイ廃を発動して(いつもしているが)ぼんやりTLを眺めていたときである。僕の記憶では、確か、バイちゃんのツイートが最初に目に入ったと思う。「私、カンバイは〜」こんな、かしこまった出だしに、半ば内容は察したが、信じられないという思いで続きを読んだ。11月中旬で卒業。まさか。僕は、11月頭(2ndワンマン以後)から12月の半ばまで諸事情により引きこもる予定でいた。戻ってきてから、またこれまでのようにヲタクする日々を、まあ、永遠とは言わないまでも当面は続くものだと。ものごとはどんなことであれ、そう思い通りにはいかないものだな。こんなところで味わうとは…。と、ショックに打ちひしがれていたのも束の間、次に目にしたのは、多分運営アカウントだった。そのツイートに記されていた内容、卒業するメンバーはなんと1人ではなかったのだ。一期生のカンバイ、さっこ、みっきの三人が、同時に卒業することが発表されたのである。そして、それに続けてさっことみっきも自身のアカウントで各々卒業を発表した。信じ難かった。何かの間違い?悪い冗談ではないのか?しかして、それは事実であった。界隈ツイッターには重い空気がのしかかる。後日聞いた話では、タイミングは同じであるものの、それぞれがそれぞれに進退を悩み決断したとのこと。示し合わせてということではないらしい。もともとみっきは理系で多忙ということもあり、最近は休みがちだったし、出てきてもどこか暗い雰囲気があって、近く卒業することを予想していた人も多い。さっこも、インターンしていたし、そろそろ就活が本格化するだろうから、遠くはないだろう。一方、バイちゃんについては、ヲタ活なりなんなりで楽しんでいる風で、試験やレポートが忙しいということも同時に言ってはいたが、もう少し先だろうとみんな読んでいたようだ。
3人同時は正直キツい。
しばし重い空気は流れもしたが、1人のヲタ(さっこ推し)の「卒業決まって暗くなるんじゃなくて、みんなでバカやりましょ」の一言。本人が一番ツラいと思うんだ。入れ込み具合とか本人の性格からして。でも、ヲタクが暗いままじゃ卒業する方も気持ちよく卒業できない。それよりも心置きなく卒業できるように、最後まで楽しみ切ろう。そんな決意だったのであろう。僕はこの言葉に全乗りして、行けるイベントは極力行って盛り上げようと決めた。実際、そこから卒業までのライブは、これまで以上に(自分でも久しくこんなに騒いだことないなってくらい)沸いた。あの短時間に声枯れちゃうくらい(もともと喉が強くないけど)コールした。チェキもとにかく一期生を優先に撮った(2期生以降のメンバー、ごめんなさい)。

一方、KissBeeZEROの現場である。かしゆりが昇格してきたことにより、当初の予定ではかしゆりへ“推し変”という形にするはずだった。が、気弱でMr. Yesmanの自分が、これまで押していた娘と簡単に手を放せるわけもなく、結局1つのグループに推しが2人いる状態にしてしまったのである。いわゆる推し増しというやつだと思う。基本ループをしないのに物販にかかる金額が倍になるのは難点だが、同時に歌っているときにどっちのコールしたかとか、自分がどっちと先にチェキを撮ったかで文句を言われながら(戯れだよ)、でもどちらとも仲良くしたい…という勝手な引き裂かれに(自作自演的に)思い悩むのも、楽しかった。そんな両手に花ともいえる状態(違うか)も、そう長くは続かない。

10月18日、浅野愛梨が10月いっぱいでKissBeeZERO(というかアイドル)を卒業することを発表したのだ。
ちょこカカ一期生の卒業でもだいぶ参っているのに、このタイミングで、しかも短すぎる…。行けるライブはもう何回もないし、卒イベみたいなのの企画もできる期間じゃない(一応、ヲタクからの寄せ書きみたいなのはあったけど、その場で考えて書くの苦手だからあんまり気持ちの入ってないコメントになってる)。知り合いのベテランヲタクさん(ちなみに、その人もちょこカカ界隈でもある)みたいに、さっとプレゼント用意して渡せるというような手際もない。結局僕にはやっぱり、できるだけ現場行って沸いてコールして、くらいしかできないのだ。ヲタクの道は長く険しい。いつまで行けるか分からない、とか伝えつつ、最後の10月30日(KissMarkという、KissBeeがメインのイベント)まで付き合うことになった。そもそも自分が半人前ヲタクで歴が短いのもあるが、「アイドルになってから卒業するまで」を見届けたのは、浅野愛梨だけのように思う。またしばらくして振り返ったときに、どんな気持ちになるのか、自分の浅い経験では想像が及ばないが、今は呆然とした感じだ。ライブがなければほぼ唯一の繋がりであるツイッターのアカウントも、11月半ばにはみんなにリプを返し切ったあとに削除されてしまった。ヲタクが受け取ったリプをスクショしておくのは、そういう意味もあるのかもしれない。卒業とかなんとかによりアカウントが消えてしまうと、自分へのリプも残る保証はない(単純に、スクショしておけば後から見返しやすいというのもあるが)。

先に卒業を発表したちょこカカ一期生の卒業もいよいよ近づき、ヲタクもその準備に取り掛かる。もともとの経験不足に加え、前からこの時期は手伝うの厳しいと公言していたこともあり、みっき推し(なんと地方組)と先のさっこ推しのヲタクが中心となって積極的に準備を進めてくれていた。何もできない申し訳なさと、いろいろ進めてくれることへの感謝。他の界隈のことは知らないが、カカオットの人たちは、本当に気遣いのできるいい人ばかりだ。陳腐な表現しかできないが、そう思う。

11月は、もともと2日の2ndワンマンしか行く予定がなかった。1stを見ていない自分にとって、(間に1.5ワンマンはあったものの)これを逃すのはさすがに考えにくかった。例年は11月から法事以外のイベントは入れていなかったが、これを最後と定めていた。祝日前の平日で多少退社しにくいこともあったが、なんとか最初の1、2曲くらい逃す程度の遅刻で済んだ。会場はかなり大きな箱の新宿ReNY。ステージに花道を作って、多少はごまかしていたが、人はまあまあ入っていたし、最初から入っていたカカオットも既に全開で沸いていた。自分も2、3曲聴いたらもうスーツ着てらんなくなって、ジャケット脱いでワイシャツの裾も外に出してしまった。
カカオまめ%のいちごパフェとかnerve、ずっとやってきた定番のオリジナル、カバーメドレーに、最近追加された新曲などなど、一期生中心に一つの集大成というにふさわしいワンマンだったのではないかな。盛りだくさんで、次の日は声も身体もカスカスになるほど全力で沸いたよ。
そしてアンコールでのさっこ生誕。「ちょこっとだけ」の落ちサビでサプライズのラベンダーのサイリウムの海は、観客側から見ててもとてもキレイで、さっこ推しのTO(?)から花束を渡す情景に、地下アイドル現場というかヲタクの世界にある一つの美しさを見た。
他の現場を知らないから言えることかもしれないけど、最高のワンマンだったな。
物販はレギュレーションの変更(値上げ)とか流れの悪さとかあったりもしたけど。

早稲田祭は、ホントに当日になっても行くかどうか迷っていた。悩んだ挙句、両日ともライブだけは見ようということで足を運んだ(中途半端っちゃあそうなんだけど)。
5日(1日目)は、さっことあやりんが所属するアナウンス研究会の催し。機材の都合でダミーマイクなのがバレバレなのはご愛敬(笑)、イベントなので途中にインタビュー(?)みたいなのも挟みつつ、卒業生のじゅりとかしゆりからのメッセージなんかもあって楽しかった。(ちなみにこの日の物販でクラウドファンディングにより作成した写真集を回収した。)
6日(2日目)、これのミルクホールの方は、まあ、なんか真ん中に柱があってネタっぽくなっちゃったけど、そのあとの11号館前ステージのライブは、めっちゃ盛り上がった。リフトもしたし(3人くらい上げたのだが、そのためか腕が筋肉痛になったw)、自分にはついていけなかったがヲタ芸も打ってたし(来年の課題だ)、会場全体的に盛り上がってた気がして、いい早稲田祭の締めくくりになってよかったと思う。早稲田祭は撮影可らしく、ツイッターなどを探せば当日の様子がうかがえると思う。

そして、ついに12日、卒業イベント@阿佐ヶ谷家劇場である。
どういうめぐりあわせか、この日はKissBeeZERO解散前最後のライブ(KissMark)もお昼にあり、つまりしばらくはかしゆりも表立った活動がなくなるということなので、物販には行くまいと心に決め、お昼休憩の中という建付けというか言い訳のもと、15分のライブだけは見納めた。こっちが見えてたかはわからないけどね。

ちょこカカ一期生の卒業イベは2部制で、1部はいつもどおりのライブ、2部には卒業メンバーそれぞれのソロを含む卒業イベントという流れ。それぞれの部に物販の時間もあった。
会場はかなり狭く、なんとなく最前に押し出される立ち位置は役得というかそういうところだ。もう手が届きそうなくらい近い。ホントにライブはこれが最後なんだ、沸き切ってやるぞ!もともと小さいときに「泣き虫」と馬鹿にされていた反動で、人前では無意識に涙を堪えるタイプというのもあるが、全部を楽しむことが、自分にできる送り出し方だってキメてかかっていた。泣きたかったら終わってからいくらでも泣けばいい、もう一緒にライブを体験することはないのだから。

口下手な僕は、結局最後まで推しともまともに話は出来なかったけど、アイドルをやっていた頃を振り返ったときに、自分を応援してライブを盛り上げたりしていた一人として、僕のことも思い出してくれたら、嬉しい限りである。

この日以来、アイドルに限らずライブを見に行っていない。
ああ、早くライブ行きてぇなぁ!

 

y-intercept

 

P.S.
一連のブログのタイトル「卒業と、それまでのうとうと」は、ただ単に“アイドルの卒業”にまつわる話をしようと思ったというだけで、泉まくらさんのアルバム名から引用させてもらいました。内容については一切関係ありませんが、いい盤なのでご興味あれば聴いてみてください。

Apple Music 内の泉まくら「卒業と、それまでのうとうと」

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卒業と、それまでのうとうと(5)

5月初旬に生誕やった後、全然イベントもないし、ラジオも飛ぶしで全く予感がなかったわけではないのだが、こういう報せはいつも突然だ。6月27日、ジュネプリ解散。
オフィシャルブログ等で報告されたのみで解散ライブも挨拶もなく、メンバーもそのことに触れずという、何かを怪しまずにはおれない感じ。またまたタルトタタンに続き、という気持ちはあるが、まあ、あれこれ詮索するつもりはない。あまり現場に行けなかったけど地下アイドルの現場の雰囲気を知ったのはジュネプリが初めてと言えるのでショックはあった。メンバーそれぞれ、特に高校生組の3人は各々目標を持って活動しているので、応援していきたい。

7月3日(日)。その日は一方的に見ただけだった。地球人とシブドが出ているイベントにKissBeeZEROも出ていたので、“3か月後にはかしゆりが入るはず”のそのグループも見ておこうと、そんな軽い気持ちだった。
一週間前にメンバーが再編されたばかりで新体制のお披露目ライブだったらしいが、素人目には新規メンバーが誰かわからないくらいに仕上がっていた(表現に多少の誇張はある)。3か月後にかしゆりはこの娘たちを超えなきゃいけないんだなと、そんな視点ももちろん少なからずあった。でも自分は次には昇格することを信じていたし、その時に少しでも現場が楽しめるには、この現場も通ったほうがいいなって気持ちも最初はあった。そして、その気持ちとはまた別に、新規で入ったというメンバーのひとり、浅野愛梨がどこかキラキラして見えた。残念なことにその日は別の現場が控えていたため、KissBeeZEROの物販にはいかず会場を後にしたが、ツイッターにはこっそり記録を残していた。
浅野愛梨はKissBeeグループの中では年長者の方の大学生で、(本人いわく)かしゆりとも気が合うらしい。わがままなところはあるがハキハキとよくしゃべる。ある日のツイキャスで、「初見です」とコメントしたところ、「でもねー、ホントは初見じゃないの知ってるよ?この前私の名前つぶやいてたでしょ」という、見方によってはエゴサしまくってるツイ廃とも言えるが、僕のツイッターのHNは覚えにくい方なのに、その1回のツイートとアカウントを結びつけてちゃんと覚えているところに、まあ、釣られたわけだ(笑)
そして、“そのときは”、時限付き、つまり、かしゆりがKissBeeZEROに昇格するまでは、ZEROでは浅野愛梨を推すことに決まった。

お披露目ライブからは3週間くらい開いて、再びZEROのライブを見る機会を得たのは7月24日(日)の午前、新宿LoftのPassCode主催のイベントであった。この日はKissBee正規も出ており、合同の物販だった。KissBeeの物販は初めてだったのでちょっと戸惑ったが(予約特典を先にやったりしてた)、初物販特典みたいなのもあって、なんとか愛梨ちゃんにたどり着いた。物販は初めてではないはずだが、現場によってもやり方が変わったりするので、愛梨ちゃんも流れを把握していない感じで運営さんに聞いたりしていた。この日は先にチェキの撮影だけして、後でサインをするという流れだったので、それに慣れていなかったのかもね。
そのときまではツイッターとキャスでしか会話していないので、当然向こうはこっちの顔を知らないのだが、ツイッターのアカウントは発音することを前提としていないため、名を名乗るのがやや面倒。一度認知されればあとはSRでの例のHNで通じるので最初だけなのだけど。こうして、お互い“初めまして”感の強い初対面をなんとか果たし、現場に足を運ぶモチベを固めたのである。

翌週7月30日のKissBeeワンマン(というかグループ総出のイベント)も、かしゆりもちょっと出るということだったので(実際ホントにちょこっとだったけど泣いた)見に行った。そこで出された重大発表に(詳しいことはよくわからなかったが、なんかDoll Houseというアイドルの一大派閥?みたいなのを急拡大する、みたいな?)ちょこカカ(とPLC)も入っており、参加グループの一部がステージで紹介されるという(個人的)サプライズ展開を見せる。ちょこカカは(メンバー全員はいなかったけど)代表してさっこが挨拶していた。そのことのそれ以後の影響は正直、ワンマンでデカい会場が押さえられたこと、ZEROとの対バンが比較的増えたことと、物販のレギュレーションがKissBee寄りになっていったこと、くらいしかわからないんだけど。
KissBeeワンマンは当日思い立って一人で行ったんだけど、カカオット勢も数名来ており(かしゆりとのチェキをちょこカカの運営さん(手伝いに呼ばれてたらしい)が撮るという風景もあって面白かった。し、そのあといつものメンツでちょこっと飲みに行った。
そして、話題はちょこカカのクラウドファンディングへ。MVを製作する費用を集めるためのクラファンで、価格帯とか、リターンとかにみんなで突っ込みを入れたりしつつ参加状況をサイトで見ては「まだこの枠空いてる」とか、ある意味酒の肴にしていたが、久しぶりにステージ上のかしゆりを見たり、サプライズでさっこ見たりと気が舞い上がっていたのか、酔った勢いもあって、結構な大枠に投資してしまった。こういうとき、簡単に手続きできてしまうネットは危険だ。

昔からそう、ちょっとハマると調子に乗ってよく考えずに金を注ぎ込むことがときどきあるんだ。今年の夏はまさにそんな季節だったが、このクラファンも一つの閾値を超えた瞬間だったのかもしれない。ここまでくると止め処なくなる予兆というか。

そしてちょうどこの頃、大学の同期にいつのまにかツイッターでリムられていたことに気付く。些細なことではあるが、これが「一線を越えてしまった、もう後には引けない…。」という勘違いを起こさせてしまったのは、おそらく間違いない。

 

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卒業と、それまでのうとうと(4)

なんてタイミングだ。初めて現場に行った次の日に発表するなんて。

このグループではこの娘を推していこうと思っていた鹿嶋友理奈(かしゆり)が5月上旬でちょこカカを卒業することが発表された。4月10日の夜だ。この前みかゆりちゃんが卒業したばかりだというのに、昨日初めて現場に行ったというのに、アイドルとはこういうものなのかということを感じずにはいられなかった。正直迷った。どうせ卒業してしまうのならもういいかという思いと、もうすぐ卒業してしまうのだからそれまでにできるだけ会いに行こうという思い。なんとなく煮え切らない中、次のライブへ平日にもかかわらず足を運んでしまう自分がいた。結局、後者の思いを選んだのだ。と思いきや、この日のライブではバイちゃんとしかチェキ撮ってない(当時はまだ1つのライブにつき1枚のペース)。たぶんこれは初現場の(まだ卒業を知らない)ときに「次はバイちゃんと」って決めていて、それを守ったのだと思う。このときにはもはや「いかに興味のあるグループをたくさん見るか」っていう、コスパの考えはだいぶ小さくなっていたのだろう。かしゆりの卒業まではおよそ1か月あったが、その間のライブは実際あまり多くなかった。卒業発表から2つ目、4月17日@渋谷ジーカンズは、ライブハウスというよりクラブ(?)みたいな会場で音が大き過ぎず居やすかったが、やっぱり遠目からライブを見ていたと思う。MIXもまだ覚えていないか、ちゃんと言えるかなーって感じで口ずさんでいたかくらいではないかな。んで、この日はかしゆりに加えてみっきともチェキを撮ってる。もともとまずはメンバー4人と1回ずつ、という考えがあったが、かしゆりの卒業も迫る中、「1ライブ1回」という(自分への)制約は簡単に破られた形だ(この翌週あたりにはさっことも撮った)。そしてこの日は、物販が終わった後もなんかぽやーっとしていたところ、隣にいたカカオットの1人とあいさつをする流れになり、その流れのまま飲みへ。現場で知り合った人と飲みに行くなんて、アイドルじゃないところも含めて今までなかったので、なんか新鮮だった。そして、自己紹介はshowroomのHNで名乗るのがやはり話が早かった。今年の夏はプライベートでは、ココから広がったコミュニティの人たち(すなわちカカオット)との関わりがかなりの割合を占めていたんだなぁと今振り返ってみても思う。この比較的早いタイミングで輪に入ることができたのは、僕にとって幸運だった。

かしゆり最後のライブは5月8日@新宿Ruido K4、比較的早い時間帯だった。夕方には別途卒イベが企画されていたが、定員が少なかったので自分みたいな新参者がその枠を埋めるのに気が引けて行かないつもりでいた。アイドルは続けるみたいなことを口にしていた気もするし、それを鵜呑みにしていい感じがして、それほど“最後”という気持ちにはならなかった。まあ、「ちょこカカでのライブは最後」ということについては、そのときはまだわかっていなかったという面もあるにはあるが。

物販も終わり帰ろうとしたらワンチャンあるから卒イベ行こうよと誘われ、確認したところ入れるとのことなのでやっぱり行くことにした。(少し時間があったのでボウリングしたな。もはや懐かしい。)
卒イベは定員があったのも頷ける広さのカフェ(?)のようなところだった。ステージは段差もないような感じ。かしゆりはこの日だけの白いドレスを着ていた。それを見られただけでもギリギリで参加してよかったくらい。
かしゆり推しのヲタクもかしゆり自身もしんみりした感じは見られなくて(あった人もいたと思うけど)、和やかな雰囲気、前日にツイッターか何かでチラッと振られたオレンジリウムも歌ったり。この曲は改めて聴きしめたい。(モノクロ…の後に変な笑い声入れたヲタクだけは許せへん)

 

かしゆり卒業後の僕の進退。結局卒イベの次のライブにも行っている(しかも平日)。理由はいくつかあると思う。もともと長身の2人に興味をもって入ってきた現場ってのもあってそれが1人になった形で推しの重心が移動しただけのこと。つまり、滑らかにバイちゃん推しとなった(そういうヲタは理由は違えど結構いると思う)。というか、もうこの時点で既に箱推しに近かった。そして、やっぱりカカオットの雰囲気が楽しかったし心地よかったから。推しが卒業してもときどき顔出してライブで沸いたり飲みに行ったりするヲタクがいるのも頷ける。運営のgdgdとか途中からできた変なコンセプトとか突っ込みどころはあれどね。

とはいえ5月はもともとライブがなかったのか、自分が仕事で忙しかったからか、そんなに現場にはいっていない。そんな中、6月11日(土)@池袋レッドゾーンにてバイちゃん生誕(ふれフェスのありさちゃん生誕&卒業と合同)があった。バイちゃん推しとしてがんばれーと言われても、地下アイドル現場が5か月、ちょこカカだけでいえば2か月の自分には何をすればいいのかがさっぱり。どうしようこのままじゃもしかしたら台無しになってしまうかも、という心配をしていたが、まわりのみんなが運営と連絡取ったり、お花なんかの手配をしてくれたりと(特に頼んだりしたわけではないけど、こいつにはムリだと思われたのだろう。まあ仕方ない)、しかも、そんな何もできないのに、当日バイちゃんに花束を渡すという大役までつけてくれて、ホントにあったかい人たちだなぁとしみじみ感じた。自分もほかのメンバーの生誕のときには、できることは限られるだろうけどお手伝いできたらなぁ。と思ったものだ。

 

この時期は、多少ほかのグループにも行きつつ、ほぼちょこカカとPLC(&もりしょうこソロ)を中心に現場を回していた。

平行して動いていたのがかしゆりである。ちょうどバイちゃん生誕の日に、かしゆりはKissBee4.5期生のオーディションで、自分も含めどっちに行くか悩んだ元かしゆり推しも多かろう。

このときのオーディションはちょっと複雑というか何段階かになっていて、若干グループの運営に不信感を抱いたりもしたが、最終的にかしゆりは4.5期生としては合格したものの、KissBeeの研究生KissBeeZEROには入れず、さらにその研究生のBeeGirlsというグループに所属することになる。この時点でグループのことをよく知らない人にはもう若干ついていけないところある。実際自分もちょっと戸惑った。

でも、せっかく再び(というかこんなにも早く)自分の前にアイドルとして戻ってきたかしゆりを、また応援したいなって。ちょこカカを辞めてまで目指している理想のアイドル、それにできるだけ近づけるように微力ながら声援を送りたい、そしてその一部として自分も盛り上がりたいって思った。

そんな形で、僕のヲタ活に、KissBeeという新たな領域が加わったのである。

 

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卒業と、それまでのうとうと(3)

その日はタルトタタンのワンマンライブの予定だった。バンド編成ということもあり、チケットを取っていたから、別の誘い(結婚式の二次会レベルのイベントだったと思う)を断って行こうとしていた。基本的に先約を優先する主義だ。それが、一週間を切ったところでメンバーの(2人中)2人が卒業、ワンマンライブが中止となってしまったのである(あとから知ったが、タルトタタンの事務所(?)はなかなかブラックだそうで、詳細には触れないがワンマン中止も会場のキャンセル料が発生するギリギリでなかなか怪しいニオイがゴホゴホ)。卒業とはこんなものなのか、せめてワンマンまで続かなかったのか。あまりにも急で理不尽な終わり方ではないかと、憤りの混ざったショックが確かにあった。中止が分かった段階で断っていたお誘いの方に軌道修正することもできたが、半分あきらめの悪さもあったと思う。なぜかそうしなかった、ターニングポイントのひとつといってもいい日が、4月9日であった。

その日は南波志帆の新譜のリリイベ@タワレコ渋谷から、「Cheer Girls -For You-」というコンピレーションアルバムのリリイベ@タワレコミニ汐留へと回した。

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後者の現場で目的としていたのが、showroomを徘徊していて見つけ、何度か配信で絡んだ末に実際に会ってみたくなった、PLCのもりしょうこである。(PLCはコンピでクレイジーケンバンドエレカシをカバーしている。なんという選曲のセンス!)
初めて見た配信では生誕祭のことを語っていたからたぶん3月上旬から半ば、そこから1か月くらいちょくちょく配信を見てからの(もりしょうこはその頃から今日まで毎日配信している)初現場である。
その頃はまだ特典会というものに慣れずにいた。向こうはこっちの顔を知らない。いつもshowroomでは結構喋っているのに、いざ近くまで来るとなかなか躊躇いが抜けなかった。
が、ついぞ例のコンピを買ってその特典でチェキを撮りにいってしまった。
配信で見る時よりやや小柄に感じたもりしょうこ(しょうぴー)は、サインもシンプルながら独特で、でも配信と同じような和む話し方で接してくれた。
「showroom、ときどき見てます、○○っていう名前で。」と伝えたときに、すごく喜んでくれたような気がする。「showroomを見た人がライブに来る」というのがひとつの夢だったのだそうだ。それが毎日配信を続けるモチベーションのひとつになっていると。それを初めて実現したのが自分だということに、なんだかこちらもうれしくなった。毎日配信は昼間とか時間帯もいろいろなのでいつも見られるわけじゃないけど、企画を考えたりいろいろ工夫しながらやっているので、ときどき見に行ってお星さま投げていこうな。
しょうぴーはときどきソロでもイベント出てたりして(なんとクリスマスソングのコンピにも!)、正直歌がすごく上手いとは言えないし、ダンスはキレはあってもすぐバテちゃうんだけど、とても楽しい雰囲気を創り出している。まだちょっと面白い感じにも見えるけどね。PLCだけじゃなく(ほかのメンバーとはあんまりしゃべったことないけど)、ソロのしょうぴーも推していこうと思っている。

さて、あの日のできごとの話はまだ続いているわけで、汐留のイベントは昼間だったので、中止になったワンマンの分の時間を使うともうひとつ現場を回せた。向かった先は渋谷Glad。お目当ては、早稲田大学発の女子大生アイドルグループ、choco'to カカオ%(ちょこカカ)。こちらはCHEERZで気になったのちにshowroomで探してちょくちょく配信を見ていたグループで、しかもこの日までにメンバー4人それぞれの配信でそれなりに絡んでいた(あの頃はみんな比較的頻繁に配信していたのだ)。
とはいえ、ライブは見たものの、やはり物販となるとどうも慣れなくて躊躇してしまい、ちょっと離れたところから様子をただ眺めていた。どうしようかとタイミングを探っていたところ、ちょこっと目が合ってしまい、向こうから声をかけてきたのである。「こっちおいでよー!」釣られたと言っていいかもしれない。ここぞとばかり食いついて物販エリアへ。そして、実は来る前から決めていたのだが、ちょこカカの中でも最初に気になった子、そしてしょうぴーと並んで今でも応援している、鹿嶋友理奈とチェキを撮るのである。そのあと物販が終わる前にメンバーの一人にshowroomを見ていることを伝えHNをいうと「え、あの?!」と驚いたあとに、他のメンバーに「ねぇ、この人が○○さんだって!」と伝えてくれ、かくしてメンバー全員に知られることとなったのである。ちなみに、本人はもう忘れていると思うが、かしゆりにはそれを話す前にサインしてもらっており、そのときに自分の本名(下の名前だけ)を言ってしまっている。
そして、その時はちょっと悪いことしたなと思い、今ではすごく感謝しているのが、このとき僕を物販に呼び寄せてくれた中国娘のカンバイ、通称バイちゃんである。このときバイちゃんが呼び寄せてくれなかったら、躊躇したまま物販に行かなかった可能性もなくはなく、ちょこカカ現場にここまで深入りもしなかったかもしれないのだ(敢えて言うことでもないが、せっかく呼んでくれたのに別の娘とチェキ撮ったことにちょっと悪いことしたなって思ったということ。当時はループしないどころか、ライブごとに記念で1枚チェキを撮ればお腹いっぱいだった)。
ちょこカカのヲタク(通称カカオット)と絡むのはもう少し先になるが、新参者でコミュ障の自分を暖かく迎え入れてライブで盛り上がったり飲みに行ったりしてくれて、他の現場のことは知らないが、この現場に巡り合えて良かったなって思う(ハマってしまったという点で、ある意味不幸せと言えなくもないがw)。

タルトタタンの突然の卒業、それによって現場へ足を踏み入れることになったアイドルたち。
いろんなグループを回っていた僕の現場は、相変わらず周囲にはみ出しつつも徐々に特定のグループ、特定の娘を核としたものになっていく。

 

y-intercept

卒業と、それまでのうとうと(2)

現場に足を運ぶようになったのは、2016年に入ってからだ。年末にはタルトタタンのみかゆりちゃん生誕に行っているが、やはりアイドルという認識ではない。

2016年1月17日(日) ミスiDフェス2016@日本橋公会堂
確か直前になってチケットを取った。たまに無意味に行動力あるときがある。どうして行こうと思ったのかは思い出せないが、「ただのアイドルイベントではなく、いろんなキャラクターの子が集まっている」「そもそもネタになりそう」というのはあったかもしれない。
2階席の後ろの方から傍観という感じだし、特殊なイベントではあったが、ある意味で初現場としてはこのくらいが感じをつかめてよかったかもしれない。物販にはいかなかったけど、全員握手会には参加した。正直、ファイナリスト多すぎて覚えきれなかった(笑)
イベントでは、このとき司会だった寺嶋由芙、ジュネス☆プリンセス、放課後プリンセス、LADY BABY、プティパなどのライブがあった。この日も最後は審査員の大森靖子が最後にライブして、さすが審査員という個性を見せつけたのは言うまでもない。

1月23日(土) 酒 桂田3周年感謝祭!@下北沢シェルター
ジュネプリ、プティパにタルトタタン、あとタワレコが推してたHauptharmonieという、前週のミスiDフェスとタルトタタンがつながったイベント。ライブハウスではあったけど、nerveですら後ろから見てるだけだったなぁ。今だったらほぼ確実に一緒にエビぞりしてると思う(笑)
ここでもコミュ障発動して、物販はちょっとだけ遠くから眺めつつ、スルーして帰ってしまった。

1月31日(日)ジュネス☆プリンセスワンマン~姫川風子生誕祭@原宿アストロホール
ここまで、完全にノリで行ってる感じはなくもないけど、ミスiD2016に出てた姫川風子と、CHEERZで目を引いた中嶋春陽が同じグループっていうことで興味持って、上2つのイベント見て、もうちょっと掘ってみようと思ったんだろう。
まだMIXが何言ってるのか全く知らないこともあり、やっぱりちょっと後ろの方から見てた。この頃はまだ「なんでステージ見ないでなんか叫んでるんだろう?」っていう気持ちでいっぱいだったね。「見てないやん!」って感じで。

youtu.be

ただ、この日は姫にゃん生誕ということでソロ(ピンクのサイリウムで埋まる)からのコメント(うろ覚え)、
「辛いこともたくさんあったけど、ここまで支えてきたくれたのは(涙ぐむ)、、、、ヲタク!」
というのを見たときに、「あぁ、ヲタクって楽しそうだなぁ」と、かなり心が動いた気がしている。
この日はチェキは撮らなかったけど、物販では(いつものJ-POPのライブみたいに)タオルを買い、また入場特典でツーショット写メがあったので、これは撮ってもらうことにした。お相手は、緑でメガネの杉本優羽ちゃん。声と笑顔がかわいくて、ちょっとだけムチムチしてる感じの娘。
ここで、姫・春とそれ以外の3人に明らかな人気の差があるのを目の当たりにし、アイドルというものの残酷さも垣間見ずにはいられなかった。

この1月ジュネプリ3部作(大げさ)で、「こんなもんか」って思ってたら、それで終わっていたかもしれない。
なんか十分に楽しめてない気がしたのだ。もっと楽しめるのではないかと、ちょっとまだわからないなと。

ここまで来ると、いろんなアイドルの現場を猛烈に見たくなってきた。でも、地下アイドルは実際どこで活動しているのか、実のところ全然わからないし、そもそもどんなアイドルがいるのかもよくわからないので、検索ワードも思いつかない。という状況で出てくるのが、CHEERZである。
ミスiDのCHEERZ審査が終わっても、なんとなくチアチアし続けていた中から、印象に残っている娘のいるグループ(既にジュネプリだってその一つなわけだが)をざっと洗い出して、ググったりTwitterをフォローしたりしてライブ情報を収集してみた。

地下アイドルの対バンライブは、1グループ10分〜20分くらい、バンドじゃないので入れ替えや音響チェックがないため、回転が早い。午後の数時間のライブで10〜20グループ近く出ていてチケット代が2,000〜3,000円だったりするので、これまで行ってきたようなライブに比べるとものすごくコスパがいいように思える。ということもあり、上で洗い出したグループがなるべく多く出ているイベントを適当に探して行ってみた。記録と記憶の範囲では、いよいよ現場行こうという気持ちで行った初めての現場は、2016年2月14日、渋谷club asiaのイベント。当時のTTがたまたま残っていたので振り返ってみると、渋谷DOMINIONやMaison book girlなんかが出ていて、個人的には結構いい並びだ。当時は何も知らずに見ていたことを思うともったいない気がしなくもない。ちなみに、このあとの話には関係ないが、この日、以前から地下アイドルヲタをしていると言っていた高校時代の同級生とバッタリ遭遇している。ただ、この日あったきりでそれ以来会ってはいないが。

事前に何かを勉強したりとかしたわけではないため、結局後方から(ちょっと乗りながら)見ている、という感じで多分初めから終わりまで4時間くらいいたと思う。相変わらずみんな何か叫んでいるなーっていうのと、目当てのグループが終わるとオーディエンスも入れ替わっていくので、「それしか見ないの?」という気持ちもあった。あと、とにかく音がデカい。生音は声だけ(声すら生ではないことも?)だし、ローとハイが強めのトラックなので、長時間いたらかなり耳がやられた。

すぐにわかることだが、それが地下アイドル現場(特に対バン)のマナーなのだ。つまり、長時間居座るものではなく、自分の目当てのグループで沸くだけ沸く。次のグループにはそのグループのヲタクがいるから、終わったら周りにお礼を言って速やかに場所を譲る。短時間であれば音量が大きくても耳へのダメージはそんなにないし、加えて、かなりデカい声でMIXやらコールやら叫んでいるので、多少は伴奏の音もデカいくらいがちょうどいいのかもしれない。

そしてもう一つ。アイドルのライブはパフォーマンスと同じくらい、特典会(物販)の重要度が高いということを体感した。まだコレといって目当ての娘がいない自分にとっては、チェキを撮ってちょっとだけおしゃべりするためにお金を払うことに抵抗があったが、そこに境界線があるんだろうというのも感じていた。そんなモヤモヤした気持ちの中、対バンをいくつか回って現場の様子を見つつ、一歩踏み出すタイミングを探っていた。

と同時に、アイドルのツイッターでちょくちょく目にする“showroom”という単語が気になっていた。どうやら何か配信しているらしい。調べてみたら、showroomというアプリがあって、PCならブラウザでも見られるけど、アイドルや歌手、芸人なんかがトークとかカラオケとかを配信するもののよう。こちらもCHEERZに似て、視聴しながらギフトというアイテムを投げると、配信者のポイントとなり、イベントに参加していればその数の大きさを競い合ったりすることになる。こちらもある程度は無料で楽しめるが、一線を越えると課金争いになってくる。最初は使い方もよくわからなかったが、例のCHEERZで気になっていた娘がshowroomもやってるかなーと探したり、そのとき配信している人をぶらぶら見たりして徐々に使い方を覚えていき、課金はしないもののかなりハマり込んでしまっていた。(まあ、ぶっちゃけると、showroomを見るようになってからAVあんまり見なくなったよね。)CHEERZからの流れでshowroomを見るようになったのが、choco'to カカオ%の各メンバーであり、ぶらぶらしながら見つけてその後現場へ行くようになったのが、PLCのもりしょうこである。そして、このshowroomのアカウントに何気なく登録した名前が、その後、自分のアイドル現場でのIDとなってしまうのである。

話を現場に戻して、初めて物販の一線を越えたときの話。

2016年3月20日(日)@高円寺High。この日は神田でのジャズのライブから回してきて(ちなみにその後タワレコ新宿のPOPインストアも回した)、前述のジュネプリの姫・春じゃない方の3人組ユニットJYA☆のライブ。確か一人休みだった気がしなくもない。セトリとかはもはや覚えていないけど、事務所に推されたいとかやってたかな?で、ライブ後にかなり緊張しながら物販の方へと向かった。

もうオーダーしてお金渡すときとか、手が震えてた確か。それを隠すのに必死だった気がする。自分の初チェキは、ワンマンのときに写メ撮った優羽ちゃんとあーみんとのスリーショット。もう最初からDD(推しが定まらない人)気質だね、こうして振り返ると。ついに“チェキ撮ってお話”という、アイドル文化に足を踏み入れてしまって、「もう後には引けない」ってちょっと思った節はあったかもしれない(全然そんなことはないんだけど)。

はて、「showroomから現場へ」の方の話(こちらが本現場となっていくのだが)は、また日を改めて。

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卒業と、それまでのうとうと(1)

地下アイドルのヲタクになって(意識の上では)半年を過ぎたくらいで、まだまだ半人前ではあるが、諸事情によりしばらく現場(アイドルに限らず、法事以外のイベント全般)を離れるので、ここまでのことをつらつら書いておこうと思う。
界隈のみんな(アイドルにもヲタクにも)には無礼千万を承知の上で白状すると最初は興味半分ネタ半分で現場に足を運んでいたし、コミュ障であるがためにあまり仲間もおらず、MIXもロクに打てない(アイヌの最後があやふや)のであるが、それなりにこの夏を捧げて体験・体感してきたつもりである(対価もそれ相応に)。

アイドル(とHR/HMとパンク)は身体に合わないと思っており、実際、AKBのCDを買ってみても全然馴染まなかった自分が、地下アイドル現場へ足を運ぶようになった大きなきっかけは、ミスiD 2016であろう。
王道からちょっとアングラくらいのJ-POPを好んで聴く自分にとって、大森靖子が審査員の1人を務めており、かつ、タルトタタンのメンバーのみかゆりちゃんがセミファイナルに進んだというミスiDがどんなものかはよくわからなかったが、そういうものがあるんだということは認識した。

タルトタタンは、(元)相対性理論の真部脩一やふぇのたすのヤマモトショウが曲を提供していたり、バンド編成では田渕ひさ子がギターを弾いていたりする関係で知ったので、アイドルという認識はあまりない(し、界隈の人に聞いてもあまりアイドルとして認知されていない)。

youtu.be

インディーズのパフィーといった感じか。あとは、土岐麻子が詞を提供したこともある南波志帆と、ナンバタタンというユニットを組んでいたこともあった。ナンバタタンのイベントに一回行ったが、思えばそのときのゲストが大森靖子だったなぁ。みかゆりちゃんはいなかったけど(笑)
 
ミスiDを知って、次に何をするかというと、応援の仕方はいろいろあったような気もするが、とりあえず手軽にできるものとして自分が選んだのが、CHEERZという自撮り投稿アプリ。投稿に対して“イイね!”的なもの(CHEER)を送ると、それが審査対象になるというシステムなんだと思う。CHEERZ自体がどういう仕組みのものかはココでは触れないけど、課金制度もあるよ。
最初はみかゆりちゃんを応援するだけのためだったんだけど、当のみかゆりちゃん、あんまし投稿しないので(CHEERZだけじゃなく、Twitterもおとなしめ)、他の人の投稿も結構見るようになってしまった。最初はミスiDのセミファイナリストから、それとは関係なく活動しているアイドルへ(というか、最初はCHEERZというものがミスiDに完全に含まれたものだと思っていた)。目に入るものをとりあえず全部眺めていれば、かわいいと思う娘も思わない娘も(そんなにかわいいと思わないんだけど、なんか記憶に残る娘も)もいて、いよいよ現場へ行く際の手がかりにしたのは間違いない。ここで出会った娘のひとりが今でも推しの1人で、当時と所属グループは変わっているけど楽しくかつ一所懸命にアイドルしてるので、自分が戻ってきてもまだ活動してたら(してると信じている)、変わらず応援しようって思っている。
 
大森靖子を経由しつつ、ハローではなくいきなり地下に行ってしまったのは、そういうわけだ。ここからどうやって地下の現場へ進出したのかは、日を改めて。

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