エコーズ祭

とある試験の合格発表があり、2科目受験のうち1科目になんとか合格していたので、一次試験だけであと2科目残っているとはいえ2年連続0パスだったことを思えばとにかく一歩でも前進できたことにはほっとしている。
次回に向けてまた頑張ろう。

そんな結果発表を挟むようにして二つ、イベントに参加してきた。


2/11(土)青葉市子@VACANT原宿

VACANTは古い倉庫の屋根裏みたいな感じのいい雰囲気の会場で、青葉さんともよく合っていると思うが、座布団ありにしても床へ直に座るためにお尻や足が痺れてくるのと、トイレが男女それぞれ一つずつしかないために非常に込み合うのが難点。
内容は、期待通りといったところか。色々と思うところがあるのは分かるけど、あまり政治色を出して欲しくないなとは少し思う。


2/17(金)ザ・ロックエイジ@吉祥寺バウスシアター

ものすごく久しぶりに映画館というところに赴いた。「爆音上映」とかいう企画で、映画をロックコンサートと同じ音響システムで見るというもの。
この企画自体も初めて知ったのだが、なんとその題材が「ピンク・フロイド」だったために内容をあまり確認もせずに見に行ってしまったのである。

映画は二本立てで、一つは「Crystal Voyager」というサーファーのドキュメンタリー映画、もう一つは「Live at Pompeii」という、ポンペイ遺跡のコロシアムみたいなところで観客なしでコンサート(?)をするというもの。

・Crystal Voyager
とあるサーファーがサーフィン仲間二人と、他に誰もいない中で自由にサーフィンができる海を求めてヨットで旅に出るというドキュメンタリーで、その後半25分くらいが波に揉まれる映像をバックにEHOESを丸々流すという構成になっており、前半の本編部分でもBGMにロックが流れている。あまり詳しくないので全然分からなかった。
というか、あまりの眠さに前半はほとんど意識がなく、エコーズの始まるちょっと前からようやく覚醒してきたという具合なので、中身はあまり覚えていない。
でもEchoesを映画館で大音量で聴くのはやはり感動的だった。

参考:


・Live at Pompeii
DVDで一度見たことはあるが、改めて見てみると、やはり面白い。Interestingという意味でももちろんだが、ところどころ思わず笑ってしまいそうになる部分もあった。
まずこの映画の特徴として挙げられるのは、ドラムスのニック・メイスンの出演時間が圧倒的に長い点だ。フロイド好きのドラムス好きにはたまらない。そして、ニック・メイスン左利き説もこのDVDを見て気づいたのだと思う。
あと、これは今回気付いたことだが、メイスンもどうやら楽器はLudwigで、しかもスネアはもしかしたらLM400(自分と同じもの)かも知れない!見た感じ、鏡面になっているし、深さはボンゾの402よりもたぶん浅い。なぜ今まで気付かなかったのか。買った当時はリンゴとボンゾの間を取って、というつもりだったが、メイスンと同じであるとは…。
それにしても、ちょっと調べてみると色々なところでこのPompeiiでは「メイスンがスティックを落とすが即座にスペアを手にする」ということに言及していて面白かった。確かに確認できただけで二回は落としていたと思う。
そして、ライブの合間にはインタビューや狂気のレコーディング風景なども挟まれ、ライブ自体も一部合成されている個所があるっぽい。
ギルモアがボーカルをとるシーンで、アップでは長髪が顔にワッサーってなってるのに、引きの演奏シーンではなんともなってなかったり、明らかに音と動きがあってないところもあったりして(別に批判しているわけではない)。
そして、この映画の一つのハイライトは、ウォーターズが銅鑼を叩きまくるシーン。長髪にすらっとした手足のいかにもヒッピー風のウォーターズが銅鑼を叩くのだが、なんと逆光という演出。劇的過ぎてちょっと笑える。

そんなわけで見どころも満載なLive at Pompeii、せっかくDVDを持っているので、そのうちまた見てみたいものだが、今回少し残念だったのは、古いフィルムでの上映だったためか確かに爆音ではあるものの、音質がいいというわけではなく、かなりノイズも入っていたし、ところどころテープが飛んでいるところもあったりして、瞬間瞬間では「えっ」となってしまった。

そして、Live at Pompeiiも頭と終わりはECHOESを演奏しているので、なんというか、題材はピンクフロイドっちゅうかECHOESだったんだということに終わってから気付く、というね…。

Pink Floyd: Live at Pompeii [DVD] [Import]

Pink Floyd: Live at Pompeii [DVD] [Import]

ちなみにこちらのイベント、やはりおじさんが多かった印象だが、自分と同じか下の世代の人もちらほら見受けられ、さすがフロイドと思ってみたり。


今年は談話にクラシックに映画と、不思議なスタートを切ったが、この先にはそういう変わった(自分にとっては)イベントは予定はなく、普通のライブが続きそうだ。今年は西日本へ進出してみたい。


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