人の幸せを素直に喜べているか疑わしい。
4日の金曜日、普段通りの小汚い格好のまま、銀座なんていう町に繰り出して、ヤマハホールにてコンサートを見てきた。
渡辺香津美、村治佳織、村治奏一のギターアンサンブルで、
当初の目当ては村治佳織さんだったのだが、大御所の香津美さんに、こちらは存じ上げなかったが佳織さんの弟の奏一さんと、思いがけず素晴らしい取り合わせであった。
アランフェス協奏曲を中心に、デュオありソロありトリオありのラインナップで、
香津美さんは曲によってアコギとエレキを持ち替えてさまざまな曲が楽しめた。
贔屓目もあるだろうが、やはり佳織さんのギターは、すごくテクニカルなことをやっているのに安定感があり、音も芯はあるが柔らかい。
香津美さんはクラシックギターよりもエレキの方が弾き慣れていることもあってか心地よかった。
そして弟の奏一さん、姉弟なのにスタイルも音も違っていて、互いにうまいこと絡み合っていて、
もちろん香津美さんもまた違ったギターを弾くから、
ギター三人ですごい広がりのあるアンサンブルであった。
奏一さんのギターを支える道具、始めてみた。
というか、クラシックギターは足で支えるのね。
で、エレキは(立って弾くこともあり)肩から吊る。
そういうのも音の違いに現れるのかなーなんていうことも考えたりした。
そんなわけで素敵な週末を過ごしたこの週、頭の一月末日には、
自分が幹事を務めた飲み会があり、んー、主賓に満足していただけたかは正直分からないが、
まあ、とりあえずスケジュール調整から集金まで終わってひと段落。
ドタキャンが多かったのは残念だが、まあ、人にはいろいろ事情があるのね。
やっぱ向いてないわー。
飲み会とかそういうのは、行けたら行って、適当に飲んで食って話して適当に帰るのが一番気楽ってそりゃそうか。
まあ、誰かが下支えしなきゃならんのだよな。
というわけで、先週には友人、と言っても、中学時代の同級生の結婚式(二次会パーティ)に顔を出してきたが、
年始のメールに返信したらついでみたいに招かれたものでね、
これぞ「行けたら行くわー」みたいな、もう全然あってないし、
そんな感じだったのだがね、ここで行かなかったら、そういうのって全部自分のときに返ってくる気がして。
うん、まあ、結婚の予定は全くないのだけど、そういうちょっとした心掛けがね。
この前も一人、前々から行きたかったライブのために欠席したパーティがあったなぁ。その人と今後顔合わせづらいなー。
でも、ここで自分の幸せを犠牲にして他人の幸せを祝うべきか、とね、
他人の幸せを祝うのはそれはそれで自分の幸せになるかも知れない。
まあ、普通の人はそうであろう。
少しは後悔している。でも、自分の都合の方を選んで、
そちらはそちらでものすごく幸せな時を過ごした。一人だったけど。
もう過ぎてしまったことだから、自分の行動を否定はしないけど、
先々にもそういうちょっとした選択を迫られたとき、
また悩んでしまうんだろうなぁ。
2月3月は、ライブをバリバリ入れてしまっているので、
もしかしたらまたそういう機会があるかも知れない。
まあ、その時はその時。
とりあえず、4月の友人の結婚式には出られそう。
こちらは、心からお祝いしてあげたい。
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